2007年7月19日木曜日

グラミン銀行とマイクロクレジット

笠原清志(立教大学教授)
ナシル・ジョマダル(立教大学兼任講師)

「グラミン銀行のユニークなアプローチ」
《私たちはお金をたくさん持っているが、いいアイディアは持っていない。もし、私達がいいアイディアを持っていたら、あなたにお金を貸さないでこのお金でもっとお金を儲けているだろう。》

《農村における莫大な未開発の人的資源に対して自ら収入向上活動を行う機会をつくる。》

《教育を受けていない人たちを何らかの形式を持った組織の中へ連れて行き、彼らにその形式を理解させ、利用できるようにする。そして、そこから相互協力を通じて社会政治や経済の強みを見つけられるようになってもらう。》

《どんなに貧しくても人には何らかの技能があり、それを資本化して事業を起こす「企業家精神」が必ずあるというのがユヌス氏の考え方である。》

《無担保で法的契約を持たない、銀行側と借り手の間の信頼の上に立つものであり、法的な手続きやシステムの上で成り立つものではない。》

グラミン銀行と女性のエンパワーメント
《女性と開発、ジェンダーと開発という理論やアプローチより実践的に女性のエンパワーメントを通じて静かな革命を起こしているとも言える。》

《グラミン銀行は行員より借り手のほうが融資の使い道を知っているからいちいち口を出さない。》

《グラミン銀行のアプローチはアーカンソー州知事時代のクリントン前米大統領によってシカゴ(?)に導入されたのをはじめ、》

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