平成14(2002)年7月 小宮隆太郎編「金融政策論議の争点」第一章
p.23
《名目金利とGDPデフレーター・インフレ率(前年比)》
《大企業であれば、CP(コマーシャルペーパー)やスワップ取引などのより、短期市場金利なみの低金利で資金調達ができる。》
p.24
《中堅・中小企業の主力資金源となるのは銀行からの借り入れである。銀行の貸出金利(新規約定平均貸出金利)は、1990年ごろまでは短期市場金利(コールレート)とほぼ同じ水準で推移していた。ところが90年代以降、両者の間に乖離がみられるようになり、2001年にはその差が2%弱にまで広がっている。》
《(今はバブル期よりもはるかに景気が悪く、金融は緩和されているにもかかわらず、)中堅・中小企業が直面する実質的な金利負担はバブル期並みとなっている。》
p.25
《技術進歩などによってある財の相対価格が下がる場合でも、経済全体の物価水準は下落する必要はない。》
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